蒲田黒湯温泉ホテル末広、名前の通りあくまで主役は黒湯の温泉。
しかし左奥の扉の向こうにはサウナがある。
(以下浴室内写真は撮影許可済み)
サウナ室内は入っても5人までか。
84℃、湿度そこそこ、テレビ無し、音楽も無し、残念ながら水風呂も無し。
ここは黒湯で温まって、その後サウナで大発汗するのが効果的な使い方。
水風呂が無いのは水風呂シャワーでフォローしよう。
このホテル末広は年内で営業を終了するという話。
寂しいことではあるが、俺にそんなことを言う資格があるのかどうか。
なぜなら今日初めてここにやってきたから。
確かに年季は入ってる。
貫禄がある。
でもね、ものすごく丁寧に使われてきた施設なんだな、というのをどんな角度から見ても感じるのよ。
本当なら、もっと手前で命脈は尽きていたのかもしれない。
ここを守る人たちの情念でここまで生きてきたのではと思わせる。
手作り感がいいね。
ホテルだけど、民宿のような雰囲気も。
人の情念が込められていた空間に、一月先にはもう明かりが灯っていないと思うと寂しい。
そう、初めてきた俺にとってもやはり寂しい。
寂しいと評すことを許してほしい。
入浴のみの利用で1100円。
温泉の名が付くし爺様の溜まり場になっているのかと思っていたが、正午に入ってから制限時間一杯の90分間、他のお客さんは現れなかった。
もうやりきった!天寿を全うした!思い残すことなんぞない!
そんな営業終了であることを祈りたい。
これからでも行きたいという方、蒲田駅南口から一応徒歩1分ということになってるけど、1分もかからないよ。
入浴だけで利用できるのは朝6時から9時までと、12時から24時の間。
大小タオル、歯ブラシ、髭剃りは受付でもらえます。
【蒲田黒湯温泉ホテル末広】
#クリスマスまであと17日