大阪杯予想

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サトノクラウン

直行ではなく京都記念を叩いてきてくれた、大阪杯に合わせた本気度。そしてシュタルケが騎乗しない堀厩舎の有力馬。マルターズアポジーが逃げるか、そこにロードヴァンドールが捨て身で競りかけるか。そんな先行争いを好位で眺めながら抜け出してくるのはこの馬。本命に迷いなし。

 

マカヒキ

前走の京都記念3着で評価が下がっている感があるが、休養明けで海外遠征帰りで馬場を荒れていた。やはり直行ではなく一度叩いてここに臨んでくるローテーション、後のことを考えても天皇賞春が視野に入っていない分だけここに目一杯の期待感。終わってみればデムルメ決着、充分にありえる。

 

キタサンブラック

堂々本命で然るべき実績の持ち主だが、有馬記念からの直行。G2時代ならこれでもいいが、G1となった大阪杯は他の中距離馬が勝負を懸けてくるレースになった。次走天皇賞春への出走も込みでここに臨んできている分、上記2頭より割引き。

 

ステファノス

追い込んで馬券に絡めるかどうかのお仕事。休養明けの前哨戦をしっかり叩いて、しかもそこで敗れているのが逆に好感。ここを狙っての上昇度に期待。

 

△アンビシャス

ステファノスと同様。「忘れられた去年の覇者」の感もあるが、メンバーを強くなって乗り替わりの福永が先行するとも思えない。やはり追い込んでどこまで。

 

△ミッキーロケット

この馬は先行してどこまで残れるかのお仕事。1枠1番をキタサンブラックに渡さなかったところに、何かツキがあるかもしれない。

そして3月は死んだ

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もう特段別れが寂しい歳でもなく、出会いに期待する歳でもなくなっている。

だから3月から4月へ、特に何にも。

 

ただ3月最後の日、入ったラーメン屋は素晴らしかった。

ずっとNOKKOの曲が流れていて、忘れな草、ゆうぐれなき…おじさんになるとこのあたりの曲が好ましく思えてくる。

そこで凍ったエビスビールを飲んで、辛味噌のチャーシュー麺を食べて、そして3月は去って行った。

感慨はなくとも、声くらいかけてやればよかったかな、3月君へ。

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そんじゃ、4月さんよろしく。

俺は君と一緒に遠くに行きたいよ。

一緒に行ってくれないのなら、いや、一緒に行こうよ。

人はそんなに長くは生きないから。 

高松宮記念予想

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◎セイウンコウセイ

毎年馬場状態を巡ってなんやかんやと評されるイメージのある高松宮記念。今年もまた小雨の天気に稍重発表の馬場と、正直どう予想に反映していいか分からない状態。ゲート入り直前に雨が強くなって「どうしてこんなに降るんや」とスギノハヤカゼ田島裕和が愚痴っていた年のようになるかも(あの時の勝ち馬はシンコウフォレストだったか)。先行力があってダート実績があって中距離を使われたこともあるこの馬、スプリントの専門家よりもおそらく引き出しの中にしまいこまれている「何かの能力」の数は多い。昨日の日経賞、前走の重賞初挑戦で2着したシャケトラが今度は勝ち切った。セイウンコウセイの前走も重賞初挑戦、シルクロードSで2着。こういう流れは続くもの、今度はセイウンコウセイが勝ち切る。

 

○レッドフォルクス

昨秋のスプリントG1覇者、デムーロ騎乗ということで重視することは間違いない。今年初戦、休み明けの形だが鉄砲実績からして心配はない。気になるのは今や国内感覚で出走レースに選ばれる香港とはいえ海外遠征帰りであること。その分割り引いての2番手扱い、能力は高評価。

 

シュウジ

当日まもなく正午の時点で単勝6.6倍の4番人気。前走コケたのが人気のブラインドになってくれればおいしい…と思っていたのだが、こんな感じか。この馬は適当に出遅れたりとか挟まれたりとか、馬が怯まない程度の不利を受けてくれたほうが差し脚が生きて勝ちきれそう。

 

△メラグラーナ

今年初戦、高松宮記念の前哨戦をしっかり勝って臨んできて鞍上戸崎。牝馬の5歳に残された現役生活はそう長くない。目イチの仕上げで出走してきていると踏んで、粒揃いの牝馬陣の中では最上位に評価。

 

レッツゴードンキ

こちらも牝馬5歳。すでにG1タイトル持ちでメラグラーナとの比較ならこちらを上に取りたいところだが、あまり追い切りの評判が良くないところで牝馬の次点に。

 

ソルヴェイグ

牝馬の3番手評価。以前道悪馬場でのめっていたという陣営の声が気になる。どんな馬場でのレースになるのか、馬券の購入はそこのところを見極めてから。

鶴見線 猫が住む駅 扇町

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工業地帯を行く鶴見線には分岐があって、単独の末端駅が3つ存在する。

海芝浦、大川、扇町

猫が住んでいるのは、扇町

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扇の末広がりのように、工業地帯が発展することを願ってつけられた駅名なのだという。

それが扇町

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いったい何匹の猫がこの駅にいたのだろうか。

餌付けはやめて、というような貼り紙もあったが、実際には餌が置かれていて公認の存在になっているようだった。

周囲は工場や倉庫ばかりの立地で、こんなところで猫駅長を任命しても特に何も起こらなそう。

猫たちも、きっとフリーの猫であり続けたほうが幸せ。

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通勤客が目当ての鶴見線、あえて土曜日にやってくるのは乗り鉄然とした人たちばかり。

自分だってその類。

猫たちの目に乗り鉄はどう映っているのだろうか。

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陽に当たる猫。

「猫はこたつで丸くなる…」の猫にとって、おそらく春は歓迎すべき季節。

しかしこの猫たちはどのようにして冬を越してきたのだろう。

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そんな扇町駅。

電車は10分も停まらずに折り返した。

俺もここに来ることだけが目的だったので、一緒に折り返した。

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せっかくの鶴見線、こちらは有名な海芝浦駅にもやってきた。

東芝社員の通勤用の駅として、存在し続けることができるのだろうか。

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そして恐ろしげな国道駅で降りて歩いた。

半日旅、おしまい。

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あ、今日は猫をたくさん見たけど、鳩も。

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鶴見線は、やたらと猫と鳩を見かける路線だった。

バッティングセンターは生きている

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イチロー土井正三監督から解放されてスターになったのはオリックスブルーウェーブでの3年目、20歳の頃だった。

父親の「チチロー」と春日井のバッティングセンターで練習に励んだ少年時代のこともよく語られていた。

210本の安打を記録したシーズン後、実態があるのかないのか分からないバッティングセンターの業界団体から表彰を受けていたのを覚えている。

その頃すでに、バッティングセンターは斜陽ではあった。

 

しかしそのイチローが43歳になっても、かつてのように常時出場する選手ではなくなってしまっても、日本にはバッティングセンターが健在だ。

ちょっとした市なら1ヶ所、大きな市なら2ヶ所程度は存在してる印象。

たったそれくらいではあるが、それに新築でピカピカのバッティングセンターが開業したなんて話も全く聞かないが、生き残ってはいる。

 

妻の実家がある信州の中堅市にもしっかりバッティングセンターはある。

そこで4歳の息子がバッティングセンターデビューを果たして、超遅球のソフトボールではあるが何球かバットに当たったりして「手が痺れた」と言って喜んだりしていた。

アニメチャンネルで『メジャー』なんか見ていたせいか、何となく構えの形は知っているようだった。

その後は高校野球中継を眺めたりしていて、親から子へ野球好きも受け継がれだのだろうか。

満足にキャッチボールができる公園もないような時代、それでも野球に興味を持とうと思えば、入り口はアニメかバッティングセンターなのかもしれない。

 

イチローがブレイクした時、オリックス仰木監督だった。

俺は仰木監督近鉄時代、球場に向かう近鉄電車の中で(仰木監督は車の運転をしなかったらしい)、少年ファンに「監督、野茂はいつ投げるんですか?」と訊かれて、手帳を開いて「今度野茂が投げるのはねえ…」と答えてあげたというエピソードが好き。

多分、野球に関わるエピソードの中で一番好き。